なぜ私は親鸞会をやめたのか

自宅生マニュアル

自宅生マニュアル「自宅生になったら読む本」

PREFACE

自宅生・・・自宅から通う親鸞学徒

真剣に仏法を求める気がないのであれば、自宅生でも、下宿生でも、
ホームレスでも同じようなものです。
しかし一歩白道を踏み出したとき、自宅生には下宿生とは違う様々な波が
押し寄せて来ます。そして、求道が進めば進むほど、その波は高くなります。
確かに、下宿できるなら下宿した方が良いということも言えると思います。
しかし、自宅生には下宿生にできない貴い御縁があります。それは、日々の
種蒔きが両親の顕正に直結しており、そのような24時間気の抜けない環境の
なかで求めさせて頂けることです。
家庭への種蒔きを怠らないことは、非常に目立たない苦労です。
毎週御法話に参詣するとか、夜遅くまで部室に残って活動することも大変な
事ですが、人の見ていない所で種蒔きをすることはもっと難しいことです。
「遠きは近き道理、近きは遠き道理なり」と言われます。
仏法は心がけ次第ですから、遠くて近い人になれるよう頑張りましょう。

平成9年7月14日

CONTENTS

序章 はじめに

1章 両親との接し方

1 家ではいろいろなことを話す。

○授業で聞いたことを話す
○兼部する
○サークルいろいろ
○帰宅時間に心を掛ける

2 世間の常識では「毎週遠くまで聞きに行くのは異常である」
ことを知る

○方便を使う
○方便をどう勧めるか
○「正直に言う」ことは「良いこと」か
〇自宅生の心情を理解する
〇方便とはいえ、極力嘘は言わない。
○方便は完璧を期す
〇一度決めた方便は変えない
〇方便の具体例
〇聴聞に行ってくると言う場合
〇ビデオ御法話の心掛け

3 笑顔、睡眠、健康

○笑顔を絶やさない
○睡眠時間
〇病気になったら

2章 金銭

1 如何にお金を作るか

〇家庭教師
○弁当を持参する
〇買い物の差額をもらう

2 収支を合わせる

〇実際より多く思われる場合
〇実際より少なく思われる場合

3章  部屋の管理

1 掃除整理整頓

〇部屋や机を散らかしていると

2 机、本棚

〇教科書は多めに置く
○日記を書く
○御聖教を置く場合
〇勤行、正御本尊

4章 自宅生の両親との接触

1 連絡

〇電話がかかってこない場合
○かかってくる場合
○パソコン通信

2 友人関係
○年賀状
○自宅への訪問

3 サークル
○名簿

5章 破邪顕正 

1 両親の顕正
〇自分で仏法の話をしない
〇世間の宗教観
〇とにもかくにも良く変わる
〇両親が参詣されても

2 新勧活動
○勧誘するとは
○友人顕正

終章 終りに

序章 はじめに

S:皆さん、本日は大変お忙しいところ、ようこそお集まり下さいました。
お手元にありますのは、私と両親とのやり取りの一部です。
今回は、これをケーススタディとして、自宅生がどのように仏縁を求めて
いくべきか、考えていきたいと思います。

U:けっこう激しいですね。

S:うーん。でもね、ここに書いてあることは、いわば「世間の常識」だから、
全ての親御さんがこう考えていると言っても過言じゃないんですね。
口に出さないだけで。僕だって3年になるまでは、「うちは放任だから大丈夫」 って固く信じていたんですから。

Fe:私も、今反対されてないから大丈夫、ということは絶対に言えないと
思います。

U:みんな「うちの親に限って・・・」って思っているんですよね。

S:まず、僕たちは世間の常識がどうなっているのか、よく知らなければ
ならないと思います。もちろん、世法は仏法に代えられませんが、
知らないと両親の顕正はできない。

U:全くその通りだと思います。

S:はっきり言って僕のは失敗例だから、これを他山の石として同じ失敗を
しないで欲しいんですね。

Fo:でも、これって本当に載せていいのかなあ・・・

1章 両親との接し方

S:親は子供に大学時代どんなことを学んでもらいたいと考えているかと
言いますと、恐らく大抵の親御さんは「幅広い物の見方を身につけて
もらいたい」とか「自分で判断し行動出来る人間になってもらいたい」と
願っていると思います。
逆に「一つの事に凝り固まって他の事が見えていない」とか
「組織に縛られて指示されなければ動けない」というようになることを、
大変恐れていますね。

Fo:仏法を求めるということは、他の事をないがしろにして良いということ
では有りませんよね。

S:はい。それに、S会とご縁を結ぶのは組織の為ではなくて、我が身の
後生の一大事の為以外ないんですよね。でも、目的違いの活動をして
いれば、そういう誤解を招くことになると思うんですよ。

Fo:仏教を聞いているというだけで、猛反対を受けるという人は多くない
みたいですよね。

U:そういう人は新勧合宿前後で御縁を遠のけてしまうんじゃないですか?

S:とにかく、こういう心配を両親にかけないようにするために気をつけ
なけれなならないですよ。

1 家では色々なことを話す

case study

> 我々は君が幅広い視野をもって自分の将来を考え、自分自身の判断で
> 行動することが出来るように時間的、経済的余裕を与えているのです。
> しかし、この3年間の君を見ていると、宗教に関係しない事については
> 全くといって良い程関心を示さず、ただ無批判にのめり込んでいるとしか
> 思えません。そこが父や母として一番心配し、また責任を感じている所
> なのです。

> 昨秋以来私達は君を理解しようと努力してきました。(中略)学生生活と
> して君が必要な資質を身につけようとしているのか。どんな友人を作って
> いるのか。(中略)又、親としてそれなりの助言もしてきました。
> しかし君のこの3年間の生活は、私達から見て納得出来るものではあり
> ません。
>
> 「大学に入ってから他の事には興味ないと言って、そのことにどっぷり
> 浸かっている。もっといろいろなものを見てほしい。大学時代のモラト
> リアムを与えているのはそんなことのためでない。しばらく離れて、
> 一人で考えて欲しい。自主的に判断する力を身につけて欲しい。
> そういうことの為に時間的経済的猶予を与えている。」

Fe:私もよくこういうこと言われます。

S:このような心配をされる原因は私達にありますね。両親は大学で何を
やっているかということを、家での会話から判断しますから。だから、
家に帰ってから両親に何を話すかということが決定的に問題となるんじゃ
ないでしょうか。

Fo:両親との会話は大事ですよね。

S:そうなんですけど、話すことがないから、両親を避けるようになってきて、
何か雰囲気がおかしくなるんですよ。

Fe:私も「肝心なことを何も言わない」って言われてしまいました。

U:話題を見つける努力をしないといけないですよね。この、「幅広い視野を
もって」ってポイントだと思うんですけど、実際にいろいろな事をする時間
ってありますか。

S:だから仏法以外の事は1を10にして、仏法のことは10を1にして話す
(笑)。でも、0は0ですから。皆さん、どういうところから、話題を
見つけていますか?

〇授業で聞いたことを話す

Fo:やっぱり、大学の授業で聞いたことを話すというのがいいと思いますよ。
私は今、ベッド・レストによる骨代謝を研究してますけど、親の世代は
老いを迎えるに当たって、健康に関することは関心持って聞いてくれます。

Fe:私もよくやっています。というか、他に話題がないので・・・

U:「学校ではこう習ったけど、実際の社会ではどうなのかなあ」って両親に
聞くと、大抵機嫌良く話してくれますよ。

S:確かに、両親から聞くというのは大事だね。

Fe:あと、電車の中づり広告のトピックも使えると思うんですけど。内容を
読まなくても見出し以上のことも以下のことも書いてありませんから。

〇兼部する

S:兼部するというのは手だと思うんですけど。もちろん、娑婆のサークル
じゃないですよ。せっかく、人もたくさんいるんだし。

Fo:やるんだったら、徹底的にやらないと意味がないですよね。本当に登録
して作ってしまうくらいでもいいと思いますよ。世間のサークルは
どうやっているかを調査するとか。以前、討論部を作るとき、一高弁論部
にB君が潜入していろいろ調べてましたよね。

U:それってどうなったんですか?

Fo:それは聞かない約束なの(笑)。やっぱり、先輩の推進力にかかって
ますよ。今まではそれまで労力がさけなくて企画倒れになっていたという
感じですね。

S:そういえば、Feさんの旅行研究会ってどうなりました?

Fe:うーん。集まれる時間がないのが一番の悩みですね。組織的な活動が
出来ていないんで、いきあたりばったりというのが現状です。

U:パンフ作りなら私も手伝いますよ。

S:自宅でも出来るのがいいね。1年生にも作らせたらいいんじゃない。

〇サークルいろいろ

S:そういえばTPDってバンドがあった気がするけど、ああいうのは
どうかな。行事や合宿のなどの出し物でも使えるし。

U:親が聞きに行きたいと言われたら困りますね。

Fo:練習に時間のかかるものは難しいと思いますよ。

U:パソコン研究会って分科会ありませんでしたっけ。

S:それは実用的だね。将来実際に役に立つし。勉強会やろうか?

U:「おかあさーん。パソコン部に入ったから、パソコン買わなきゃ
いけないの。」って(笑)

S:「それで、通信もするからカード作っていい?」って。これはいい(笑)

Fo:S君って昔、手品やってなかったっけ?

S:今でもやってますよ(笑)。あれなんか、1日もあれば誰でも出来るよう
になりますから伝授しましょうか?サークルで習ったということにして。
ステージはちょっと無理ですけど。

Fo:外泊の方便になるという点では、旅行研究会が一番ですね。

U:天文同好会なんてどうですか。夜しか活動しませんよ。そんな知識も
要らないし、写真とか何枚か取っておけば。

S:新入生と星空をみながら「この大宇宙に比べたら、僕らの人生って
何なんだろうね・・・・」って語り合うのって風流じゃないですか?
来年やろうか、「星空の部会」(笑)。

Fe:いいかも知れないですね。

Fo:Feさん何かありますか?

Fe:せっかくすごい先輩がたくさんいるのですから、資格のサークルなんか
いいと思います。実際必要な人もいると思いますし。

S:実は司法試験の勉強会が実際にあるんだけど・・・

Fo:他に何かありますか?

S:やはり無難な線だとスポーツとか遊び系のサークルだと思います。
方便としては。

U:スポーツは本当に必要じゃないですか。

S:あと料理研究会っていうのを考えていたんですけど。家で何か作って
あげるとか。

Fo:それは下宿生に必要なんじゃないですか(笑)。

〇帰宅時間に心を掛ける

U:あのー、話をする以前に、親の顔を見るのが数日に1回なんですけど。

Fe:私も帰宅時間が遅くて、家族といる時間が短いので、よく非難されます。

S:そういう場合、両親との会話の時間を取るために、活動や会合を早退
したり欠席することも必要じゃないかな。もちろん、部会がなされている時
に家にいても平気という感覚では困るけど。それは信仰の後退ではないと
思うけどな。

Fe:新入生が部会を欠席したくないと無理を重ねて反対を招くということは
あると思います。でも、新入生の家庭に問題があっても、先輩は部会の御縁
を勧めますし、それは先輩の立場から言えば当然ですから、仕方のない面も
あると思うんですよね。

S:というか、自宅生だからといって部会を休んでいいということじゃないん
ですよ。ただ、とても頑張っている人がいて、親御さんが心配される可能性
があるから早く帰らせるのであって、先輩もその辺を分かっていないと
おかしな話になってしまうんですね。

Fe:その新入生の状況を本当によく知らないと判断が難しいですね。

S:うん。本当は早く帰った方がいい人が、先輩に早く帰らして下さいと
言っても、部会に出るように説得されちゃうと、二度と相談できなく
なっちゃうんですよ。だからまずよく聞いてあげないと。

Fo:結局は先輩では判断できないんじゃないですか。幹事の方によくご相談
するしかないんじゃないかな。

S:そうですね。それに1年生の場合、両親の顕正の意義をよく話しして
おかないと、早く帰ったと思ったら駅前でパチンコやってたりして(笑)。

Fo:そこまで極端な人はいないと思うけど、家に帰ってもどういうことに
気を付けるべきなのか分からなければ、部会を休んでまで早く帰った意味が
ないですよ。

U:衆人環視が無い分、難しいですね。

Fe:そういうことも、やはり幹事の方から話して頂かないと、当たり前の
付け所を間違えた話になりかねないと思うんですよ。あと、たまに相手の
両親のことを「親」って呼ぶ人がいるんですけど、「親御さん」とか
「ご両親」と言うべきですよね。

S:問題は1年生より、先輩ですよ。先輩の方が帰宅が遅くなって大変
なのに、みんな新入生のことしか心配しないから、ほって置かれてしまう
んですよね。

U:両親が心配するから早く帰して下さいとは、言いずらいですよね。

S:僕もたまには早く帰らなきゃ、とは思うんですけど、実際にはなかなか…

Fo:上司の人に御相談することが大切だと思いますよ。それで、この日は早く
帰りなさいと言われたら、そのようにすればよいと思いますけど。

S:実際にそういう相談をしてくる人って少ないんじゃないですか。
というか、それ以前に問題意識がない人が多いと言うか・・・。

Fo:その辺は、やはり部長クラスの人がたまに声をかけてあげないといけない
かも知れませんね。

S:思うんだけど、うちの弟なんかも夜はかなり遅いですよ。

U:大学生は夜遅いものなんだ、ということを話しておいた方がいいです
よね。できれば1年生の初めのころに。

POINTS

○授業で聞いたことを話す
・両親から話を聞くようにする。
・吊り革広告を話題にする。

○兼部する
・やるなら、徹底的にやる。

○サークルいろいろ
・バンド
・パソコン
・手品?
・旅行
・天文?
・勉強会
・スポーツ
・遊び
・料理??

○帰宅時間に心を掛ける
・自宅生は早く帰った方が良いことがある。
・自宅生だからといって、部会に出なくて良いわけではない。
・家の状況は、幹事に相談すべき。
・早く帰らせるだけでなく、家での心掛けを教える。
・あいての親のことは「親御さん」あるいは「ご両親」と呼ぶ。
・部長とそれに準ずる人は、先輩の家の状況に注意する。
・世間の大学生は、あまり家に帰らないのが常識である。

2 世間の常識では「毎週遠くまで聞きに行くのは異常である」ことを知る

case study

> 「どうしてそこまでして行かなければならないのか分からない。組織に
> がんじがらめにされているとしか思えない。本当に自分の意志で行って
> いるのか。」
> ーー聞きにいきたいと思うから行くのであって、組織は関係ない。
> 「じゃあ、何でそんな毎週行かねばならないのか。」
> ーー毎週は行っていない。行けないときは、自分で判断して行かない。
> 「行けるときは必ず行くということでないか。そういうのをセルフコント
> ロールができていないというのだ。セルフコントロールが出来ないのなら、
> 強制的にやめさせるしかないだろう」

> 思春期の「生きる事」を考える時期に宗教とか思想は若者の心を強く
> とらえるのです。そしておおかたその思想なり、宗教にのめり込む、
> もしくはのめり込まされ、それだけしか見えてこなくなりがちです。
>(中略)あなたはものみの塔や統一協会の人達をいぶかるかもしれませんが、
> 離れたところからあなたを見るとあまり変わらない心の状態であり
> 組織の一員に見えてきます。(中略)毎週のようにサークルに行ったり、
> 講演会に行ったりしているうちにそれだけしか見えてこなくなって
> しまったのではないですか。わたしはそこに宗教の怖さを感じるのです。

>「君らは批判精神というものがない。最初から言ってきたはず。
> 君はS会に対して全く無批判、学生のサークルなら、あの話おかしいん
> じゃないの、くらい言うべき。学生時代しか批判出来ない。
> 会社に入ったら会社の批判出来ない。宗教はなおさら。
> トップがおかしくなったら、人生が無茶苦茶になる。オウムが良い例。
> 最初はそんなにおかしなことはやっていなかったはずだ。」

S:自宅生にとって、最大の問題は日曜日の聴聞にどうやって出てくるか、
ということだと思います。同じ人の話を毎週毎週聞きに行くということは、
世間の常識から言えばやはり異常ですよ。

U:しかも日本全国津々浦々、夜行バスに揺られて参詣するわけですから、
他じゃ考えられませんね。

S:それに、冠婚葬祭とか、家族の行事をキャンセルしようとすると、
ものすごく反対されますよね。

Fe:うちでも、他の事を優先すると、とても嫌がられますね。家族でいる
時間をとても大切にしますから。

S:思うんですけど、世間の親は、「人生の目的は幸せな家庭だ」と信じて
いると考えて、99パーセント間違いないですよ。

Fe:結局両親の期待を裏切ることになるんですよね・・・

Fo:それにしてもS君、これでよく出て来れるね。

S:実際、反対がひどくて参詣出来ないときもありましたよ。それで、
分かったんですけど、だいたいこういうことを心配されます。

・マインドコントロールされて、判断力を失っている。
・組織に束縛されていて、行動の自由がきかなくなっている。

Fe:いずれにしても、猛反対の原因になりますね。

Fo:聴聞を妨げるというのは大謗法罪ですから、両親に造らせるようなことが
あってはならないですよね。

〇方便を使う

Fe:日曜に限らず自宅生が聞法するに方便は絶対必要だと思います。

S:今となってはそう思うね。ただ、特に1年生の頃は方便の重要性を
分かってなかったし「家族の冷たい視線に耐えて出てくるのが求道なんだ」
と勝手に思っている面もありましたね。1年生は結構そうだと思いますよ。

Fe:先輩でもそうだと思います。先輩がそういう思いを持っていると、
「仏法を伝えるのが真の親孝行だ」と言っても、「仏法さえ最終的に
伝えられれば、それで親孝行なんだ」って聞こえます。

U:実際にそう思っているんでないかと心配なのですが。

S:やはり、自分さえ聴聞出来れば、両親にどれだけ心配をかけて、謗法罪を
造らせても構わない、というのは我利我利亡者だと思うんですよ。
「後世者とは忍び女によくにたり、人目忍んでこそこそと行く」っていう歌
がありますけど、「俺は仏法聞きに行くんだから、文句あるか!」と開き
直っちゃいけないんですよね。

〇方便をどう勧めるか

Fo:そういえば去年、「親に嘘を言え」って勧める先輩は信用出来ない、
と言ってやめていった1年生がいましたね。

S:だったら、嘘ついて部会サボるなよなって言いたいんだけど(笑)。

Fo:まあまあ。それは置いといて。

Fe:私も最初はすごく反発を感じました。今は、心配してくださった先輩には
とても感謝していますけど。

Fo:私の場合、方便についてはK先輩から話して頂いたんで、納得せざるを
得ないなと思いましたけど。方便と言って受け取れるにはその先輩に信用
がないと駄目ですね。

〇「正直に言う」ことは「良いこと」か

S:1年生にはどう話すか、というのは難しいですね。

Fe:結局、自分は「正直に言う」という「正しいこと」をしようと思っている
のに、先輩は「嘘をつく」という「悪いこと」を勧めるから嫌だ、と思って
いるところが問題だと思います。だから、まず自分が間違っているとことに
気づかせないと・・・

S:具体的にはどう言えばいいのかな。

Fe:正直にいうのは確かに気が楽だよね。でも、結果的に親に心配をかけて、
自分も人生の目的を果たせなかったら、それは本当に「いいこと」かな。
それは、単に「楽な道」を選んだってことじゃない?という感じで言ったら
いいと思うんですけど。

Fo:確かに「楽してる」って言われたら、反論できないね。

S:いや、本当に。因果の道理だと思いますよ。確かに、毎週正直に行き先を
言って出て行った方が楽だし、実際すぐには反対されないんですよ。でも、
それは「すぐに飽きるだろう」と思って反対していないだけで、絶対心配を
かけてますから。方便の手抜きはやがて、必ず反対の要因になると思います。
私たちの間ではよく「慢性期」って呼んでいましたど。いつ急性転化するか
分からないって・・・

Fe:本当、その通りだと思います。

〇自宅生の心情を理解する

U:実際方便を使うっていうのは大変ですよね。あの、バスが渋谷を出て、
消灯時間になるまでの間は、罪悪感でメランコリー状態でしたから。

Fe:そういう後ろめたい感情を、下宿生の先輩も理解するよう努めてもらい
たいんですよね。そうでないと、絶対に反発を招く言い方になりますから。

U:自宅生でも、方便が当たり前になるという現象が起きますよ。気を付け
ないと。私のことですが・・・

Fo:以前、M先輩から教えて頂きましたけど、方便を使うことは、両親に
対する自分の信用を切り売りすることになるんですよね。これは、新入生
にもよく話さねばならないことだと思いますよ。

〇方便とはいえ、極力嘘は言わない。

S:方便というのは、「嘘」とは違うんですよね。私はなるべく嘘にならない
ように気を付けているんですが。

U:ゼミの友達と研究旅行に行く、というのは一応本当ですね。

S:友達と飲んでいて遅くなったから泊まって帰る。ジュースだけど(笑)。

Fo:嘘でないということは重要かも知れませんね。嘘を言えば顔や声にも
出ますし。

Fe:旅行研究会も、正式に存在するのですから、利用してほしいですよね。
自信をもって方便を使うには、少しでも実際にやっていたほうがいい
ですよ。

〇方便は完璧を期す。

S:方便を使って家を出てくる場合、周到な準備が必要ですよね。他の事を
やっていたという証拠やアリバイ作りには、どれだけ時間をかけてもかけ
過ぎということはない思いますよ。

U:アリバイという言い方はどうかと思いますが…

Fo:方便が両親に知られた場合、壊滅的に信用を失いますよね。場合に
よっては聞法を続けられなくなると思いますよ。

S:あと準備をすることは、自信につながりますから。方便を言うときには、
自分もそれが本当だと思い込んで言う位の自信が必要ですよね。

Fe:そうなんですよね。でもそれがなかなか難しいんですよ。

〇一度決めた方便は変えない

U:方便は常に一発勝負ですから、私も準備は相当必要だと思います。何か
方便を使って、それでも聴聞に出てこれなかったら、そのときは諦める
しかないんですよね。

S:たまに、家を出る理由をコロコロ変える人いるけど、メチャクチャ不自然
ですよ。あとありがちなのが、1年生の前半くらいは毎週方便を使って
出てくるのだけれど、だんだん面倒になってきて方便を使わなくなるという
パターン。それなら最初から使わない方が良かったんでないかと思います。

Fo:旅行研究会も4年間貫き通す覚悟が必要ですよね。最初は旅行だった
けど、いつの間にか毎週聴聞となったら、だまされていたと思われても
仕方ないですからね。

Fe:ぜひそうしたいと思います。

〇方便の具体例

Fo:皆さんどんな方便をつかって、参詣しているんですか?

S:昔はよく、飲んで遅くなったから泊まってくるっていいましたけど。

U:Sさんくらいじゃないですか、それで出て来れるのは(笑)。

S:そうかなあ。結構女子高生とかでも、夜遊びしている人いますよ。あと、
日曜日の野球の試合を土曜から徹夜で並んで入るとか。

Fo:娑婆の学生では、そういう人も多いかも知れませんね。

U:やっぱり、友達の家に泊まってくるというのが無難じゃないですか?
特に試験前とかだったら、勉強会があるといえば自然ですよ。

S:うーん。確かに勉強会というのは嘘じゃないな(笑)。Feさんとか、
女性の場合だと、友達に頼んでおくとか必要じゃないかな。

Fe:うちの場合、外泊自体がちょっと・・・

U:やっぱり大学関係が一番確実じゃないですか?ゼミの研究旅行とか。
毎回は使えませんけど。

Fo:学科によっては、泊まりで研究することを定例化することも出来ます
よね。

S:あと、交通量調査とかの徹夜のバイトという手もありますけど。これを
やると、徹夜してまで稼いだお金を何に使っているのだろうっていう事に
なるので、あまり使えないんですよ。

Fo:旅行研究会をもっと活用したらいいんじゃないですか?

S:写真とかって、撮ったほうがいいんじゃないかな。

Fe:確かに重要ですよね・・・

〇聴聞に行ってくると言う場合

S:実際のところ、毎回方便を使うというのは不可能だと思うのですが、
何回に1回かは正直に講演会だと言った方がいいと思うんですよね。

Fo:というより、毎回講演会だと言って出てきている人が殆どなんじゃない
ですか?

S:それが驚きなんですよ。よく毎週出て来れるなって・・・

Fo:多分そういう、仏縁と環境に恵まれた人しか残っていないんだと思い
ますよ。

S:でも、結果に表れていないだけで、後で反対の原因になるのではないかと
心配なのですが。といっても、1年生の頃は私も分からなかったですから。

Fo:講演会に行ってくると行った場合、何か心掛けていることはありますか?

U:お土産は絶対に買って帰った方がいいと思います。高いものでなくても
喜ばれますから。

S:父母恩重経にもありますよね。そういえば、親が病気で寝込んでいる時
は、どうしたらいいんでしょうね。「うちの子は、親が病気でも講演会に
行くのか。老後は本当に面倒みてくれるんだろうか。」って心配されると
思うのですけど。

Fo:会場から電話したらいいと思いますよ。心をかけるというのが大事だと
思います。

〇ビデオ御法話の心掛け

U:最近は日曜日に必ずビデオ御法話があるので、御縁が求めやすいです
よね。

Fo:ビデオ御法話は聴聞ですからね。心掛け次第では行くのと同じくらい
仏縁を求めることが出来ると思いますよ。

S:ただ、参詣しようとどれだけ努力しているのかって、考えると心配です
よね。何とかしてお金稼いで、親孝行して、方便を必死に考えて、それでも
参詣できないなら仕方ないですけど。親御さんに心配かけちゃいけないよ
って言うと、どうしたら心配かけないで参詣できるかって考えないで、
じゃあ行きませんってなっちゃう人がいますね。

Fo:それは難しい問題ですね。結局、後生の一大事を話していくしか無いん
じゃないですか。それで、本人が参詣したいとなったら、「じゃあ方便を
どうしようか」って。

S:私も聴聞を勧めることに関しては、自宅生でも遠慮することないと思い
ますよ。よく肺ガンにかかった人が、家族に「何で、無理やりでも煙草を
止めてくれなかったんだ」って言うそうですけど、「何でもっと聴聞を
勧めてくれなかったんですか」って恨まれる結果になってしまったら、
後輩に対して悪いですからね。

POINTS

○方便を使う
・聴聞のためならどんなに両親に心配をかけてもいいわけではない。

○方便をどう勧めるか
・方便を勧めるには先輩に信用が必要。

〇「正直に言う」ことは「良いこと」か
・方便を使わないのは、楽をしていることになる。
・両親は言わないだけで、心配している。

〇自宅生の心情を理解する
・方便は信用の切り売りである。

〇方便とはいえ、極力嘘は言わない。

○方便は完璧を期す

〇一度決めた方便は変えない
・失敗したら御縁はない
・続ける覚悟が必要

〇方便の具体例
・飲んで遅くなる。夜遊び。
・徹夜で並ぶ。
・友人宅に泊まる。勉強会。
・ゼミ、大学行事。
・徹夜バイト
・旅行研究会

〇聴聞に行ってくると言う場合
・お土産を必ず買う
・家に心を掛ける。

〇ビデオ御法話の心掛け
・参詣するための努力が大事。
・自宅生だからといって、聴聞を勧めるのを遠慮しない。

3 笑顔、睡眠、健康

case study

>「そんなにくたくたに疲れ切った顔しちゃって。少しは休んだら。」

>「あんた、そんなに睡眠取らなくて、よく過労死しないわね」

Fo:自分の健康を心配している人って、両親くらいですよね。

S:本人さえあんまり心配してないんだけど。

○笑顔を絶やさない

U:疲れた顔は厳禁ですよね。

S:でも、一日授業があったあとに部会に参加して、ラッシュにもまれて、
ようやく家にたどり着いた頃は倒れる寸前。

Fe:私は家に入る前に完璧な笑顔を作ってからから、「ただいまー」と
大きい声で言うようにしています。そうしたら、昔のように「疲れてるん
じゃないか」と心配されることは殆どなくなりました。

U:和顔悦色施が実践せずにおれない環境を喜ばずにおれないですね。

Fe:とにかく暗くならないことです。何も話すことがなければ、歌を歌う
とか、それもしないときは口笛を吹いているとか・・・(笑)

〇睡眠時間

S:睡眠不足は特に心配されますね。皆さん12時に寝れます?

U:うーん。

Fe:難しいですね。

U:そういうSさんはどうなんですか?

S:顔見るたびに「あんた少しは寝たら?」って言われる(笑)。

Fe:うちもこのことでものすごく怒る場合もあります。「健康を損ねさせる
くらいS会は活動させるのか」って。

S:部長の会合でも、12時に寝れない人は早退するように言われますね。
親が心配するからというより、体に悪いし、結局聴聞の妨げになるで
しょう。

Fe:大事なことだと思うのですが、自分が休むために帰る、というのは
なかなか・・・

U:当たり前の付け所を間違えてはいけないですよね。

〇病気になったら

S:風邪とかをひいてしまった場合、ほって置いても治る程度の病気だった
ら、両親には黙っていたほうがいいと思うんですよね。話しても余計な
心配をかけるだけですから。

Fo:でも本当に体調悪いときは休んだ方がいいと思いますよ。

U:風邪引いているときに聴聞に行くと言ったら絶対反対されますね。

S:そういうといは熱があっても言わない方がいいね。

POINTS

○笑顔を絶やさない
・笑顔を作ってから家に入る

○睡眠時間
・12時に寝られるようにする。

〇病気になったら
・両親に言わない方がいいこともある。

2章 金銭

1 如何にお金を作るか

S:自宅生は仕送りがないので、金銭的に融通が効かない人が多いんじゃない
ですか?

Fo:会費とか御報謝もあるし、毎週の聴聞に出掛けるにはすごいお金かかり
ますよね。かなり計画的にお金を使わないと、すぐ行き詰まりますよね。

U:でも両親から借金は厳禁ですよね。

S:金欠病に特効薬はないですから、結局、節約に心掛けてこつこつ
アルバイトをする以外にないと思うんですが、自宅生として何か特にあり
ますか?

〇家庭教師

Fo:そういえばS君、家庭教師やっていなかったっけ?

S:やってますよ。やっぱり、自宅生のメリットといえば、家庭教師の口が
探しやすいこと思うのですが。

U:今やっている人はどういう人なんですか?

S:友達の妹なんだけど。

U:え!じゃあ女子高生ですか?これは御報告しないと(笑)。

S:違うって。弟も入れて3人一緒に教えているから、月謝は安くても時給は
いいんですよ。

Fo:親戚とか兄弟はいいですよね。

S:あとは、近所の子供を教えたりとか、高校の先生から紹介してもらった
こともあります。中学や高校の先生から紹介してもらうのはいいと思い
ますよ。

〇弁当を持参する。

Fo:お昼は家から弁当を持ってくるのがいいと思いますよ。お金も節約でき
ますし、「おいしかったよ」と母に言ったり、置き手紙を残しておくと、
はっきり言って嬉しそうにお弁当を持たせてくれます。

Fe:そういうコミュニケーションって大事ですよね。

〇買い物の差額をもらう

S:うちの場合、散髪をしたり服を買ったりしたときはお金がもらえるんで、
安く済ませてその差額をもらうということがあるんですけど。例えばうちは
散髪代は3000円出るんですが、これは1600円ですよ。服なんかだと、
半額の札を外して見せるとか。

Fo:でも、考えようによっては詐欺ですよね。

S:確かに余りお薦めはできないんですけど、努力して安い店を探した労賃と
いうことで・・・

Fe:私も止むを得ないときは使うことがありますね。

POINTS

〇家庭教師
・友人の弟、妹
・親戚、兄弟
・母校の先生
・近所の知り合い

○弁当を持参する

〇買い物の差額をもらう

2 収支を合わせる

case study

> 「こうやってあげたお金も、どうせ全部宗教に使っちゃうんでしょうね。
> ホント空しくなってくるわ」
>
> 毎日マクドナルドに行っているのですか?もしそうなら私達からみれば
> そんなにまでして毎日のようにアルバイトをしなくてもと思ってしまい
> ます。夜は遅いですしね、家計を助けてくれるためとも思えないし。

S:個人でも団体でも、お金の出入りさえ調べれは、どんなことをやって
いるか大抵は分かっちゃうんですよね。だから両親に対してはどこから
収入を得て、何に使っているのか矛盾が出ないようにしなければならないと
思うんですよ。例えば、バイトをして御報謝を頑張った場合、あんなバイト
して何にお金使っているのだろうと不審に思われますし、逆に、毎週聴聞に
出掛けていれば、いつアルバイトしているのだろう、大学に本当に行って
いるのだろうか、と心配になります。

Fo:たしかに、自宅生の場合、出納帳を2冊つける位でもいいと思いますね。

U:どういう場合気をつければいいんですか?

〇実際より多く思われる場合

S:まず、バイトに行ってくる、と言って会合に参加したら、確実にお金を
多く持っているように思われますね。。

Fo:御報謝や御法礼や会費なんかもそうなりますね。

Fe:新幹線で聴聞に行くと、すごくお金がなくなりますよね。私の場合、
どうせ遠くにいっているんだろうと思われていますけど・・・。

〇実際より少なく思われる場合

S:基本的には平日にバイトをすれば、収支は合うんですけどね。

U:カラオケとかコンパに行ったことにすれば、だいぶん使ったことになり
ますよ。遊ぶお金だと、結構親も出してくれるんですよね。

Fo:やっぱり、そういうのを「大学生らしい」って思うんじゃないですか。

S:私の場合、聴聞に行くといって出てくる場合、実際より遠く言うん
ですよ。例えば岐阜だったら広島とか。あるいは、夜行バスで行っても、
新幹線とホテルを利用したことにしますね。夜行というと健康の心配も
されますから。

Fe:あとは節約するしかありませんね。

POINTS

〇実際より多く思われる場合
・バイトに行ってくる、と言って会合に参加する。
・御報謝、会費
・聴聞

〇実際より少なく思われる場合
・平日のバイト
・カラオケ、コンパ
・聴聞に、実際よりお金がかかることにする。
・節約する。

3章 部屋の管理

Fo:自宅生にとって部屋の管理は重要ですよね。

U:部屋は外出しませんからね。

Fe:部屋は自分の一部だと思いますよ、現実の姿というか・・・。

S:うちの両親はしょっちゅう私の部屋に入ってくるので、よく問題になるん
ですよ。心がけ次第では顕正にも生かせると思うんですけど。

1 掃除整理整頓

Fo:自宅下宿問わず、部屋の掃除や整理整頓は、親鸞学徒ととして非常に
大切ですね。

S:自宅生の場合、なおさらですよ。毎日みられますからね。

U:家が遠い人は、大変ですね。

S:うーん。たまには早く帰って掃除したほうがいいと思うんだけどな。

〇部屋や机を散らかしていると。

S:部屋が散らかってると、よっぽど精神的にすさんだ生活してるなって
思われちゃうんですよ。机の上がグチャグチャだと、これは勉強していない
なって・・・(笑)。

Fe:それは結構問題ですよね。昔はよく「サークルばかりやってないで勉強
しなさい」って言われました。

S:今は言われないの?

Fe:成績表見せたら言われなくなりました。「これは良い成績なんだ」って
かなり主張したんで(笑)。

Fo:あと御聖教とか手帳を置き忘れていても気が付かない可能性が高くなり
ますよね。これは絶対に気をつけないと。物によっては責任を取り切れない
事態になりますよ。

POINTS

〇部屋や机を散らかしていると。
・すさんだ生活をしているように見える
・勉強していないことが分かる
・成績表を見せる時は、いい成績であることを主張する。
・忘れ物に気づかなくなる。

2 机、本棚

case study

>「ほんとあんたの机って、勉強の本全然置いていないわね。一体大学で
> どんな勉強しているのかしら。」
>
>「3年になったら、専門の本をいろいろ読むというのが当然だろ。
> 他の人はみんな読んでるぞ。お前の机の上を見ていると、そういう本は
> 全然おいていないけど、どんな本を読んだんだ。そのうち誰からも相手に
> されなくなるぞ。」

Fe:私もよく言われます。「もっと本をよめ」って。

S:机や本棚に置いてある本を見れば、その人が何に関心を持っているのか、
大体分かっちゃうんですよ。

Fe:本当そうですよね。実際私はずっと、本をかなりよく読む人間だったの
ですけど、大学に入ってプッツリ世間の本を読まなくなってしまって不審
がられています。

Fo:親御さんにしてみれば、高い学費を払って大学に行かせているのですか、
子供がどんな勉強をしているのか気になるのは当然ですよね。

U:でも、教科書代は全部使っちゃって(笑)。

S:それじゃ、私は勉強していませんと言っているのと同じだわ。僕、その
パターンだけど(笑)。

〇教科書は多めに置く

U:古本屋や先輩からもらうなどすれば、安く集めることが出来るんじゃない
ですか。

S:あと、趣味の本も何冊か置いておいた方がいいですね。実際に読んで
おけば、話題作りにも役立ちますし。

〇日記を書く。

Fo:以前、O講師から勧められた「日記」をつけているんですけど、あれは
みんなやったらいいと思いますよ。

Fe:日記ですか?

Fo:下宿生が故郷の両親に手紙を書くのと趣旨は同じですよ。親に対する
感謝の思いを毎日したためて、おもむろに机の上に置いておいたら、私の
いないときに読んでました。

U:どうして読んだって分かるんですか?

Fo:それね、表紙の上に小さな豆を置いておくと、帰ったら落ちてるの
(笑)。親も私に気を使って聴聞旅費など出してくれましたよ。
親に向けて書いた以上、身を律せずにおれないですよね。

S:どんなことを書くのですか。「今日は部長会合で怒られた」とか(笑)

Fo:うーん、学校であったこととか。最初は「光に向かって」とか読んで、
気合入れて書いていたんですけど、普通に書いた方がいいですね。

〇御聖教を置く場合

S:両親が、仏法を聞いていることを知っているなら、「光に向かって」とか
「とどろき」とか「真宗聖典」を本棚に置いておくのもいいとは思うんです
けど。もちろん2、3冊ですが。

Fo:基本的に本にはカバーをかけ、鍵のかかる引出とかカバンに保管して、
絶対に目に触れる所に置いてはいけませんね。以前、顕真を本棚に置いて
おいて大変なことになったんですよ。こういうのは学校の勉強という域では
説明できませんから。

S:特に欠席願いとか、予定表、報告書、入金伝票、正信聖典、顕正新聞、
顕真、聴聞カード、念珠、バッチ、御法話のシールとか(笑)。意外と
正信聖典は危険なんですよ。

U:1ページ目から、「一つ、われらS学徒は人生究極の目的は絶対の幸福を
獲るにあり…」ですからね。ちょっと学校の勉強というわけにはいかない
ですね(笑)

S:それで部屋を出る際には、手帳とか忘れ物がないかよく確認しないと、
怖くて出られませんね。

Fe:基本は仏法に関係するものは一切持って帰らないということだと
思います。御聖教を持ち帰りたい気持ちは良く分かるんですが、両親に
見られて、反対されてからでは本当に取り返しがつかないですから。

S:確かに、家では教学以外にも光に向かう方法はいくらでもあるのです
から、仏法を聞くことを親御さんに納得して頂けるまでは我慢したほうが
いいかも知れませんね。

〇勤行、正御本尊

S:皆さん勤行はどうされていますか。

Fo:みんな部室でやってるんじゃないですか?

S:そういえばT大はそうですよね。それが理想だと思うんですが、どの大学
でも朝晩全員集まって勤行している訳ではないんですよ。

U:自宅生だからといって、勤行をしなくてもよいというわけではないです
よね。

Fo:白道燃ゆに、「どんなに忙しくても、朝夕の勤行だけは欠かしてはなら
ない。」って書いてありますね。

S:でも、さっきも行ったように、正信聖典を持ち帰るのは極めて危険なん
ですよ。それで、あのプリントを作ったのですが。

Fo:あるいはノートに書いておくという手もありますよね。

S:私は、家で勤行することが多いのですけど、ペンダント式の正御本尊が
あるので・・・。

Fe:私も下付して頂きたいんですけど、本当、難しいんですよね。いつも
悩んでます。

S:本尊ほど大事なものはないのですから。他の御報謝に優先して、求め
させて頂いたらいいと思うんですけどね。それで、携帯用正御本尊の場合、
なるべく高い、決まった場所に保管しなければならないのですが、留守中に
見られる事を考えると、僕はペンダント式のほうがいいと思いますよ。

U:「何を首から下げているの?」って聞かれません?

S:聞かれる前に、家の鍵をぶら下げておけば、二度と聞かれないから(笑)

Fe:勤行している時に両親が部屋に入って来たら困りませんか?

S:僕の場合、夜は12時近いし、朝は5時前だから滅多にそういうことは
無いけど、そういう可能性のある人は、拝読するだけにした方が無難だね。

POINTS

〇教科書は多めに置く
・古本屋で買う
・趣味の本も置く

○日記を書く
・感謝の気持ちをしたためる。
・大学であったことを書く。

○御聖教を置く場合
・鞄から出さない
・基本的には持ち帰らない。

〇勤行、正御本尊
・朝晩の勤行を欠かさない。
・プリント、あるいはノートで勤行する。
・極力、正御本尊を求める。

4章 自宅生の両親との接触

Fo:わが子が一体どんな友達と付き合っているのかということは、ほとんどの
親の最大関心事であると思われますね。やはり「良い友人を作って欲しい」
「幅広い人達と付き合える人間になって欲しい」と願っているんですよね。

S:でも実際に子供がどんな人と付き合っているが知る機会って殆どない
ですね。だから逆に言うと、法友の一人が両親と何らかの接触をする場合、
非常に大事な場面になると思うんですよ。

Fo:ただ、家庭によって大分事情が違いますから、家庭に合わせた対処が必要
になりますよね。

1 連絡

case study

>「ほんとあんたの所には電話かかってこないわね。高校時代の友達とも
> プッツンしちゃっているみたいだし。サークル以外に友達いないんじゃ
> ないでしょうね。それにしてもあんたのサークルってよっぽど親に
> 言えないような事をしているのね。」
>
>「通信だって、どうせ宗教活動に使ってるんでしょう。」
>
>「またSさんから電話よ。また宗教の指令ですか。やだやだ。」

〇電話がかかってこない場合

S:両親が、子供の友人と接する機会というのは大抵の場合、電話を取り次ぐ
時ですよね。うちの弟の場合、大学生なんですけど、毎日いろいろな友人
から電話がかかってくるので、母親も名前を覚えている位なんですよ。
私の所にはまったくかかって来ないんですが・・・

U:普通の親なら、友達がいないんじゃないか心配になりますよね。下宿生の
人は、このことを余り知らないようですけど。

S:うちの場合、サークルに入っていると知っているんで、何の連絡もして
こないというのは、一体何をやっているのだろう、と思われるんですよ。
いずれにしても、心配の元になるだけっていうか・・・。

〇かかってくる場合

Fe:かといって、毎日同じ人からかかって来たら変ですよね。

S:それは最悪のパターンだわ。敏感な人なら、後ろに組織を感じますよ。
というか、これは自宅生として注意すべきというより、自宅生の先輩に
なったら注意すべき点だけど。自宅生にかける時は、そばに親がいるかも
知れませんから、言い方にも、よっぽど気をつけないといけないですよね。

Fe:以前、先輩から報告の電話がかかってきて、その時は一人だったから
良かったのですけど、途中で親が入ってきちゃったんですよ。

S:それでどうしたの?

Fe:そう言うわけにもいかないですから、ただ、「ハイ、ハイ」って聞いて
たんですけど、とても不審がられました。

Fo:そういうときは、敬語なんか使わずに普通に受け答えして、後で事情を
説明すればいいんじゃないかな。

U:でも、部長に「そーだねー」とか言えないですよね(笑)。

S:結局「かけるな」って言うと一切かかって来ないし、「かけていい」って
言うとガンガンかけてくるから、ちょうどいいところに納まらないんですよ。

Fo:週2、3回くらいが適当ですかね。

S:どうせなら計画的に、例えば翌日遅くなるときには「明日のクラスコンパ
の時間を伝えてもらいたいんですけど・・・」ってかけてもらう。

Fe:いいかも知れませんね。考えたことなかったです。

〇パソコン通信

S:家の電話を全く使わないというのも変ですけど、同じ人に毎日電話を
しなければならないときは、外からかけたほうが無難ですね。いつ聞かれて
いるか分かりませんから。

U:それに、どこに何分かけたかということは簡単に調べられるんですよね。

S:そういえば、通信始めたときに、電話代が15000円もはねあがっ
ちゃって。

Fo:それってまずいんじゃないの。

S:うちの場合、家族全員がやってたんで、僕の責任にはならなかったん
だけど。でもメールっていうのは自宅生にとって、かなり不便なんだよね。
そういうことって全然知られていないけど。

Fe:本会のことが分かっていると、「またS会のメンバーと連絡取ってる」
と受け取られてしまいますね。余り多用しないほうが良いのではないかと
思います。

S:そういう悩みは良く聞きますね。あと、ログの消し忘れ事件も怖い
ですよ。思いっきりやってしまいましたけど(笑)。

Fo:私の場合、専用のパソコンを使っているので、家族には指一本触れさせ
ませんよ。パスワードは絶対必要ですよね。

S:基本は部室でやることだと思いますよ。できるんでしたら。

POINTS

〇電話がかかってこない場合
・友達がいないと思われる
・親に言えない事をしていると思われる。

○かかってくる場合
・組織を感じる
・親の前で話すときは、敬語を使わない。
・かけてもらい、方便に利用する。

○パソコン通信
・家から毎日電話をしない。
・毎日通信するのは、極めて組織を感じる。
・ログの消し忘れに注意する。
・パスワードを掛ける。
・なるべく部室でやる。

2 友人関係

〇年賀状

S:普通、年賀状って、20枚や30枚はくるもんじゃないかな?

U:私たちの場合、手渡しですから、自宅には来ないですよね。

S:友達がいないんじゃないかって、心配されると思うんだよね。うちの場合
は、「どうせ親に見せれないようなことが書いてあるんでしょう。」って
言われるけど。

U:最近は電子メールの年賀状がはやってるんだ、っていうのはどうですか?

Fo:同じ大学の人どうしで住所を教えあって、自宅に出してもらった方がいい
かも知れませんね。

S:そういうのを、中心となってできる人がいればいいと思うんですけどね。

Fe:女性の場合、もともと少ないですから・・・

S:T大生だったら、男からも何枚か来たほうが自然だとは思うけど。
やっぱり、危険な感じがする。

Fo:それも、幹事の方にご相談したほうがいいと思いますよ。

〇自宅への訪問

S:サークルに不審を持つ一因に、メンバーの顔が見えないということが
あると思うんですが。以前O君がうちに泊まったことがあって、とても
印象良かったですけど。

Fo:家によると思いますよ。私の家は、あまり他人が立ち入るのを嫌う傾向に
ありますから。相手の家の状況をよく知らないと、かえって良くないことに
ならないでしょうか。

Fe:うちもそうですね。

U:でも、もし、自宅生の家に行くとなったら、相手の仏縁がかかっています
から、言動には十分注意しないといけないですね。

S:お礼状は大事だね。

POINTS
○年賀状
・年賀状は自宅に出してもらう
○自宅への訪問
・家に泊まってもらう
・泊めてもらうときは、相手の家庭の事情を考慮する。
・泊めてもらったら、言動に注意し、お礼状を出す。

3 サークル

case study

>「お前のサークルは、何で名簿を作らないんだ。何かおかしいんじゃ
> ないか。」
>
>「あなた、この前ハワイに行ったとき、クラスの友達と行ったと言っていた
> けど、本当はS会の人と行ったんでしょう。この前、K君のお母さんから
> 電話があって、あっちも驚いていたわ。他の親の人はどう思っているの
> かしらと電話してきたそうだけど、うちだって反対ですよ。」

S:2年の時、ハワイの聴聞に行ったあと、K君の親御さんから電話が
かかってきて、大変な事になりましたよ。

U:何で電話番号知ってたんですか?

S:一緒に行く人の電話番号知りたいって言うから教えてって頼まれて、
教えちゃったんですよ。これをもって思うに、他の自宅生の電話番号を、
両親に絶対に教えてはいけません。それは自分の仏縁だけでなく、相手と
その両親の仏縁を危うくすることになりますから。

○名簿

U:でも、普通サークルに入れば名簿を作りますよね。

S:下宿生だけを集めた名簿か、分科会の名簿を作って、持っておいたほうが
いいんじゃないでしょうか。もちろん、聞かれない限り、あえて見せる必要
はないですけど。

Fo:それはちょっと危険すぎないかな?

U:私もやめておいた方がいいと思いますよ。

POINT
○名簿
・仮の名簿を作っておく

5章 破邪顕正

>>汝等大衆能く聴けよ。父母の為にために心力をつくして、あらゆる佳味、
>>美音、妙衣、車駕、宮室等を供養し、父母をして一生遊楽に飽かしむるとも、
>>若し未だ三宝を信ぜざらしめば猶ほ以て不孝と為す。(仏説父母恩重経)

S:両親の反対を恐れる必要は、全くないと思うんですよ。反対されるんじゃ
ないかってビクビクしている人は、教えがまだよく分かっていないんだと
思いますね。ただ、両親を顕正する為には、いろいろと気を使わねばならない。

Fe:でも、新入生は実際教えが分かっていませんから、家の反対がそのまま
御縁を遠のかせることになるんですよ。

S:新入生なら分かるんですけど、先輩になったらやっぱり、両親の顕正を
心掛けて欲しいんですよ。新入生を10人顕正するより、両親を顕正する
ほうがはるかに大事なことだし、結局は自分の仏縁を守ることになると思う
んですよね。でも、見てると単に摩擦を避けているだけの人っていますよ。
摩擦を避けていたら、絶対に顕正はできないでしょう。

1 両親の顕正

case study

>「かんで含めるような、分かりやすい話だった。一つ分からないのは、
> どうしてこんなにたくさん若い人が聞きに来ているのかということだ
>(御法話の感想)」
>
>「今まで2回講演会に行ったが、話は全然聞いていなかったから分から
> ないが、とても学生のサークルとは思えない。一つの考えを受け入れ
> させられている。宗教なんて眠たければ寝ていればいいんだ。講師を
> 呼んできた手前ということは言えるが、そういう雰囲気ではない
>(公開講座で眠いのこらえている人を見て)。
> 講演会(御法話のこと)のときの、統率の取れ方は何でなんだろうと
> 思う。親鸞の教えと何の関係があるの。無線で話しているのを聞いて
> いたが、なんであんなに指示しなきゃならないの。
> 会社の会議とかと違う。受付も、会社の受付とかと違ったモノを感じる。
> 先生を神みたいに崇めている。異常な雰囲気。素面で見てそう思う。
> 何回も足を運んでいたら僕もそうなるかも知れない。」
>
> ーーたくさんの人が集まるのだから統率が必要なのは当然では。
>「そういうのではない。中にいると分からない。君もあんな中で毎週
> 聞いているのかと思う。その中にどっぷりとつかっていると分からなく
> なる。宗教の怖いところ。宗教はどこも一緒。いい話をしている。
> 他の宗教の話も聞いたりしているのか。」

Fo:両親を善知識の御法縁にお誘いすることのできるというのは幸せなこと
ですよね。これ以上の親孝行はないですから。

S:ですけど、ただ御法話に連れてくればいいというものではないと思うん
ですよ。結局、内容は殆ど聞いていないで、不審が先に立って、徒に謗法罪
を造らせる結果になってしまっては本当に残念ですから。

Fe:私の母も雰囲気を嫌がっていました。「同じ話をきいていると、みんな
同じように見える」とか「コントロールされている」といった感じで、
どうしても感情が先にたって話が聞けないんですよ。

U:私たちが善知識の御縁にあわせて頂くまでに、講師、先輩方々のどれだけ
のご苦労があった考えると、私たちが両親を真実に導くにはその何倍もの
種蒔きをしなければならないと思うんですよね。

〇自分で仏法の話をしない

U:聞いたことを、すぐに両親に話す人っていますよね。

S:いや、僕もそうだったんだけど。それはそれで貴いとは思うんですけど、
本当に両親に仏法を伝えるようと思ったら、自分で話さない方がいいです
よね。一度誤解されてしまうと、伝えるのが大幅に遅くなってしまうから、
話す力もないのに話すべきではないですよ。

Fo:公開講座もあるしね。

S:どんなことを聞いているのかって聞かれたら、「難しくて僕もまだよく
分からないから、一緒に聞きにきてよ。」という感じで誘ったらいいと
思うんですよね。

〇世間の宗教観

S:宗教に対して良心的な人でも、宗教は苦しいときに励みにしたり、悩みの
相談にのるものだ、と考えてますよ。だから、人生の目的だとか、全ての人
が聞かねばならないとか言うと、「それはおかしい」って思うんです。
両親もそう考えていると思った方がいいですよ。

U:まさに日野左衛門ですね。

S:あれは100回位見たらいいと思う。両親が宗教が「どう生きるか」を
教えたものであると思っている以上、やっぱり「どう生きるか」は正さない
といけないと思うんですよね。方便として。「なぜ生きるか」は、もっと
高い次元の話なんですから。

〇とにもかくにも良く変わる

Fe:私も、両親が仏法に関心をもつのは、子供が前より良く変わった時だと
思います。
今まで家の手伝いをしなかったのが、手伝いをするようになったとか。
朝あいさつしなかったのが「おはようございます」と言うようになった。
暗かったのが、明るくなったとか。、良く変われば仏法に良い印象を
持たれると思うんですけど。

S:全然家に帰って来ない。たまに口を開けば人生の目的とか、絶対の幸福
など訳の分からないことを言っている。一体うちの子は何でこんなにおか
しくなってしまったのだろうか、って聞きに来る(笑)。こういうのだと、
聞きに来ても仏法を受け取ってかえるということはできないですよね。

Fo:両親を連れてくるまでの、それまでの種蒔きを重視しないといけない
ですね。

〇両親が参詣されても

S:両親が御法話に参詣して、とても喜んでいたからうちは大丈夫、と思って
いる人がいるかも知れませんけど、絶対甘いですよ。本当に仏法を喜ばれる
方もたくさんあるとは思うんですが、全然聞いていなかったり反発していて
も、子供の手前「いい話だった」と言われると思うんですよね。うちでも、
そんなに悪い感じじゃなかったんすが、実際は全然聞いていなかったみたい
だし・・・。

U:その点、新入生は不審をもろに顔に出すから、分かりやすいですよね。

S:やっぱり、大人だから、思ったことを言わないんですよ、だから御法話の
後、どんなに良い感想を言われていても、これで安心、とか思わず、一層
家での種蒔きを心掛けねばならないと思いますよ。

Fo:たとえ親が入会しても、種蒔きを怠ってはいけないですよね。

POINTS

〇自分で仏法の話をしない

〇世間の宗教観
・宗教は「どう生きるか」を教えたものと思われている。

〇とにもかくにも良く変わる
・両親を連れてくるまでの種まきを重視する。

〇両親が参詣されても
・良い感想でも、不信を持っている可能性がある。
・種まきを怠らない。

2 新勧活動

〇勧誘するとは

S:下手にしつこく勧めると、こんな調子で他の人も誘っているじゃない
だろうか、と心配されることがあります。

U:自分で聞くのはいいけど、他人に勧めるのはやめてくれ、って言われて
いる人多いですよね。

S:布教するのはやめろって言われる(笑)。でも、普通の親ならそう言い
ますよね。
大体、世間中のどの宗教を見たって、金集め、人集めの為に信者がこき
使われているんですから、同じように見られるのも無理はないですよ。
というか、「自分の子供がおかしなものにハマってしまったのは親の責任
でもあるから仕方ない、しかし他人様の子供をおかしな道に引きずり込んで
しまったら、相手の親に会わせる顔がない」って考えるんでしょうね。
やっぱり。

U:でも普通に活動していれば、両親の知るところにはならないですよね。

S:新勧のマニュアルとか原稿をポケットの中に入れたままにしてると
怖いね。

〇友人顕正

U:友達を誘うときに、家の電話からかけない方がいいと思いますよ。どこで
聞かれているか分かりませんから。

S:誘った友達が両親を知ってる場合、心配してわざわざ電話をかけてくる
っていう可能性があるんですよね。仲のいい人程、誘い方や話し方に気を
つけないと。

Fo:私、日大でATの現場を監視された事があるんですけど。

S:えー!本当ですか?

Fo:やっぱり、地元にいるときは気を付けなければならないと思いますよ。

POINTS

○勧誘するとは
・人を勧誘することは、特に嫌われる。

○友人顕正
・両親に伝わらないように注意する。

終章 最後に

S:そろそろ時間ですが、皆さん何かありますか。

Fo:これって、本当に配るんですか(笑)?

S:一応、そのつもりですけど。

Fo:「無宿善の機に於いては、左右なくこれを許すべからざるものなり」って
書いておいていいかな(笑)。

U:全員に配るのはちょっと問題ですよね。多分、持って帰るなって書いて
あるのに、持って帰る人が出てきますよ(笑)。

Fe:下宿生の人にも、ぜひ読んでおいてもらいたいですよね。やっぱり体験が
ないと「自宅生にもっと配慮しないと」と言っても、あまり理解出来ないの
だと思います。

S:自宅生の先輩になったひとは、相手の両親も顕正するつもりていてもらい
たいですよね。

Fe:今日は本当にどうも有難うございました。いろいろと反省になりました。

U:私も自分自身、仏縁を危うくする言動をかなりやっていたことが知らされ
ました。これから、目に見えた行為にしていきたいと思います。

S:私も、いろいろ言いましたが、実践はまだまだなので、これから頑張り
たいと思います。では、最後に「こんなことが知りたい」を読んで終わり
たいと思います。

*なお、この討論会はフィクションです。

>>それでもなお、親が仏法を求めることに反対しても、貴方はそんなものに
>>おそれずに、真実一路求めぬかねばなりません。他人の後生の一大事では
>>ないのですから。そして、貴方自身が一日も早く魂の解決をすれば、その
>>余りにも鮮やかな尊い生きた仏法の真実に、貴方の親も驚いて、必ずや
>>仏法を聞かれるようになり、貴方によって真実の信心へ導かれて、真実の
>>幸福になられるでしょう。それこそ本当の親孝行と仏教では教えるのです。
>>苦しいでしょうが頑張って下さい。

親鸞会資料室に戻る

なぜ私は親鸞会をやめたのか|ホーム